小児歯科Pediatric dentistry
子供の歯は大人の歯と違います。
その特徴とムシ歯の予防法についてご説明いたします。
歯の交換時期と予防のポイント
- 0〜3歳
- この時期は乳歯が前の方から順々にはえてきます。
この時期の子供はほとんど歯を削ることに耐えられません。
歯磨きと定期的なフッ素塗布を行いましょう。
予防法としてはフッ素塗布、お母さんお父さんによる歯磨きが大切です。
- 4~5歳
- 乳歯がはえそろい第一大臼歯(6歳臼歯)がでてくるまでのこの時期は、特に第一乳臼歯と第二乳臼歯の間のムシ歯に気をつけましょう。デンタルフロスが効果的です。
また、咬む面の深い溝は早めにシーラントをした方が安心です。
歯磨きもそろそろ自分で始めましょう。仕上げ磨きはしてあげてください。フッ素塗布も続けます。
- 6~7歳
- 第一大臼歯(6歳臼歯)がでてきます。乳歯同様早めにシーラントをしましょう。
また、ほぼ同じ時期に下、続いて上の前歯が順にでてきます。
乳歯が抜ける前に永久歯が別のところからでてきているようであれば、その乳歯は抜く必要があります。注意して見てあげてください。
奥歯の間はムシ歯になりやすいのでデンタルフロスを使いましょう。フッ素塗布も続けます。
- 8~11歳
- 犬歯と小臼歯が順々に交換していきます。同様に早めにシーラントしましょう。
乳歯が抜ける前に別の場所から永久歯が顔を出すようなら乳歯は抜く必要があります。
- 12歳~
- 第二大臼歯が萌えてきます。6歳臼歯のさらに奥で歯ブラシが届きにくいので注意が必要です。特に気をつけて磨きましょう。
他の歯と同様になるべく早くシーラントをした方が安心です。
親知らずがはえてくるのは成人になる前後ぐらいですが、元々から無いか、有っても埋まったまま出てこない、といったことが多いです。
どんな予防法があるの?
フッ素
フッ素は歯を強くしてムシ歯を防ぎます。
また、ごく初期のムシ歯を健康な状態に戻すこともできます。
当院では定期検診の際、治療の最後に塗布するようにしています。
普段の歯磨きでフッ素入りの歯磨き粉を使用するのも効果的です。
デンタルフロス(糸磨き)
歯と歯の間の汚れは歯ブラシだけではどうしても取り切れません。
歯の間の汚れは歯ブラシの後デンタルフロスで落としましょう。
糸磨きはやや難しいので上手にできるようになるまでお母さんお父さんがしてあげてください。
また、ホルダーに付いたタイプのものでも清掃効果は変わりません。
サホライド
ムシ歯を削って治すことに耐えられない子供の場合や交換期間近の乳歯のムシ歯で、抜けるまで進行を止めておきたい様な場合などに使います。
この薬は塗った部分の歯を黒く着色させますが、ムシ歯の色ではないのでご安心下さい。
予防歯科
プロによる歯のクリーニングです。専用の器具や薬剤を使って歯磨きでは落ちにくい汚れを落とし、虫歯や歯周病を予防します。
歯周病
歯周病は歯と歯ぐきの間に「歯周ポケット」と呼ばれる隙間ができ、プラーク(歯垢)がたまります。
小児歯科
まずは子供の歯を知ることが重要です。お母様と一緒にお子様の健康で丈夫な美しい歯を考えます。
噛み合わせ
顎のゆがみがある顎関節症は、上下の歯の接触も不自然になり、噛み合わせ異常や不正咬合を招いているのです。
補 綴
治療素材は機能性・美しさ・耐久性を考えて、後悔しない選択が重要です。
ホワイトニング
患者様ご自身の都合に合せて、ご自宅やオフィスで行って頂くホワイトニングシステムです。
矯 正
当院では各専門家が協力することにより完璧で美しい口元を健康的に治療いたします。
保険外(自費)治療
保険外治療の費用の一覧表になります。医療費控除の説明もございます。